いよいよ前期(推薦)入試が近づいてきました。
そこで、今回は面接に役立つ直前情報として、アガリ防止法をいくつかご紹介いたします。
あがるのは、やる気のうらがえしで、面接にあたっては、ほどよい緊張感があったほうがだらけなくて良いです。
しかし、あがりすぎても困るため、トレーニング方法を紹介します。
ご紹介する方法はスポーツ選手も実践しているものです。
呼吸訓練(暗示呼吸)
あがらないためにリラックスして本番に挑めるようにする簡単な方法があります。
それは呼吸法を身につけることです。
あがっているときは血の巡りが早くなったり、 呼吸が早くなったりと身体の生理的な変化を伴います。
そんな生理的変化に対処するためには、呼吸によって整えることが有効です。
リラックス効果が得られる呼吸法で有効なものとして、腹式呼吸があります。
実際にやってみましょう。
- 眼を閉じ、下腹をへこませるようなつもりで息を大きくはく。
- 次に逆の下腹をふくらませるように大きく息を吸い込み、2,3秒してからはき出す。
- これを繰り返します。
メンタルリハーサル法(イメージ・トレーニング)
イメージ・トレーニングを効果的に行うには、心身ともにリラックスした状態にすることが重要な条件になるので、呼吸練習などによってあらかじめそういった精神状態をつくり出しておくようにしましょう。
眼を閉じて面接会場のようすをイメージし、まず、ドアを開けてからいすにかけるまでを思い描いてみる。
次に面接官の質問に答えている自分の姿や答え、退席するまでをイメージする。
また、すらすら答えられるような場面だけでなく、即座にうまく答えられないような場面もイメージし、あらゆる場面に対処できるようにすると良いですね。
緊張を和らげる食べ物
緊張をほぐすには、心を落ち着かせてくれるセロトニンという脳内物質が必要です。
そのセロトニンを作る原料は、リプトファンというアミノ酸を豊富に含む食品です。
トリプトファンを多く含む食材には、肉類、魚類、牛乳、チーズ、バナナ、ナッツ類、すじこやたらこ、大豆、小麦、アーモンドなどがあり、特にバナナにはセロトニンを増やすうえで最も適した栄養素が含まれています。
セロトニンは睡眠中に分泌される物質なので、夕食に肉や魚、豆腐などを食べたり、寝る前にホットミルクを飲むなどしておくことで、より効率的にセロトニンが分泌されるでしょう。
セロトニンは主に睡眠によって分泌されるものですが、食品やサプリメントから摂取することも可能です。
お守り・おまじない・ジンクス…あなどれない効果
お守りやおまじない・縁起をかつぐことを非科学的だと言ってしまえばそれまでですが、お守りやおまじない、また、縁起をかつぐことによって、本人の心が落ち着き、精神的にリラックスできるのなら、まったく効果がないというわけではありません。
ただ、一口に縁起をかつぐといっても、対象をあまり不確定要素の高いものにするのは避けた方が安心です。
これらはあくまでも精神状態の安定や心を落ち着かせるためのものなのですので、良いことがあったときの物などを身につけて、自分で自分の気持ちをよい結果へ導くようにしましょう。