”失敗は成功の母”ということわざがあります。
たとえ一回のテストで計算ミスをしたからといって悲観的になることはありません。
いつまでもテストの結果をくよくよと考えていると、失敗を成功の母とすることは不可能になります。
くよくよしている時間があったら、失敗の原因を突き止めましょう。
計算ミスは、過去の答案をチェックすると予防できる
失敗を成功に変えるには、今までの答案をよく見て
「どういう計算ミスが多いのか?」
かを明確にしましょう。
意外に、同じ原因でミスをしている事がわかります。
その原因が分かったら、同じような問題を毎日20分ずつ集中勉強しましょう。
そうする事によって、苦手としている計算力に強くなれます。
計算力は、問題を解く量に比例する
最近、高校生の計算力の低下が問題視されています。
当たり前ですが、ふだんの勉強に、電卓を使ってしまうと計算力はつきません。
しかも、試験では電卓は使えません。
計算力は数学の基礎ですので軽視するべきではありません。
毎日、問題のトレーニングをしていけば、だれでも早く確実に解けるようになります。
他人よりも一問でも多くの問題を解くのがもっとも効果的なやりかたです。
”急がば回れ”というように、計算力をコツコツと養っていけば、いずれはそれが、数学の実力を飛躍的に伸ばすバネになってくれます。
計算ミスは、数字をきれいに書くだけで防げる
数学や理科で、やり方はわかっているのに、どうしても計算ミスをする人がいます。
計算といっても、加減乗除に平方根を求めるぐらいの簡単なものなので、落ち着いて計算すると間違えることはそうそうありません。
ミスの原因の一つに、数字の書き方があります。
例えば、自分では
1,6,7,0
と書いたつもりでも、忙しい計算の途中では、
1を7
0を6
と読み間違えることがよくあります。
こういうミスは、なかなか発見しにくく、不正解に繋がります。
したがって、数字を書くときは、どんなに早く書いても、また、他の印刷物から数を写す時でも、いつも正しく書けるように注意しましょう。
注意をするといっても、無意識に数字を書いてしまうので、こういったことは普段から訓練しておくことが大切です。
数字を書くスピードを上げる練習としては、3分間でノートに0から9までの数字を何行書けるか、という練習をしましょう。
毎日書いてタイムを計ってみるとゲーム感覚で楽しく身に付きます。
読める数字を早く書くことができるようになると、計算ミスがなくなり、問題を速く解くことができるようになります。