どんなスポーツでも、うまくなろうと思ったら失敗を恐れてはだめです。
勉強も同じで、試験で悪い成績を取ると、だれでも良い気はしません。
それでも正解した問題に対しては嬉しく思いますが、不正解の問題は見るのも嫌ですよね。
ですが、勉強で大切なのは、自分の弱点です。
不正解の問題こそ、これから克服しなければならない弱点です。
弱点ノートの作り方
そこで、なるべく各科で一冊ずつの”弱点ノート”を作り、試験で間違えた問題を左ページに書き写します。
そして右ページには、その問題をやり直して解きます。
「なぜ間違えたのか」
「どういう基本事項を知っていれば、この問題は解けるのか」
「いつも自分が起こしやすいミスはなに?」
というような反省を書いておきましょう。
問題をコピーして張り付ける方法もありますが、できれば自分で書き写しましょう。
また、何度も間違える問題もあります。
そういった問題は、異なる色のペンで解説を書き加え、再度解きます。
間違いを繰り返す箇所は、マーカー等で強調しましょう。
この繰り返しを徹底し、弱点がつまった、これさえ克服すればいい、というノートを完成させましょう。
また、弱点ノートは持ち運びしやすい小さいサイズのものを選びましょう。
常に携帯し、スキマ時間ができたときにさっと目を通せるというのがポイントです。
弱点ノートを作るメリット
弱点ノートは自分オリジナルの参考書になります。
試験直前期には、体系的に勉強するために、教科書を頭から読んでいる余裕などない人がほとんどです。
ですので、自分の弱点を振り返るために、弱点が詰まったノートがとても役立ちます。
また、試験直前・当日に効率よく弱点を振り返ることもできます。
試験前はこれさえ見ればミスを防げます。
これさえ見れば、今までの自分が間違えてきた問題が蓄積されていて、自分だけの参考書になります。
また、弱点ノートを作成すると、作っているうちに記憶が定着します。
ノートを作った時点で内容を理解しているかもしれません。
このような”弱点ノート”を作って、普段から弱点をがっちりと補強しておけば、同じミスは繰り返しません。
自分の弱点を克服することで、合格がより確実なものになります。
何度も同じミスを繰り返してしまう人には、弱点ノートの作成を、お勧めします。