人の集中力には限界があります。
ですが、その限界を利用した勉強法があります。
それが、とくに暗記におススメの「30分集中法」です!
緊張感を持った方が集中力が高まる
単語や漢字を覚えるにしても、一時間同じことをやっているのでは疲れてしまいます。
そこでまず、30分間、とにかく必死に集中します。その後、疲れたら5分間休憩してまた30分やります。
それを繰り返すだけでも、本気でやっていたらグッタリしてしまいます。
勉強というのは緊張感を持って行うべです。
極度の緊張感を持ってやるほど、集中力は高まります。
F1レーサーを見ていると、彼らは時速300キロという猛スピードでカーブを曲がっているとき、「今日はカツ丼を食べよう」とかは絶対に考えたりしないでしょう。
そのようなランナーズ・ハイ状態まで達成すれば、集中力もとぎれることはありません。
「ランナーズ・ハイ」というのは、マラソンやジョギングなどで、走り始めたときはとても苦しいけど、それでも走っているうちに気分が爽快になってくるという現象のことを言います。
夏休み終了間近の状態に追い込もう!
人間の脳が強い痛みやストレスを察知したときに、脳下垂体からドーパミンが出て、痛みやストレスを和らげる作用をします。
実はこのドーパミンという物質は、集中力を高める物質でもあります。
「勉強をし始めた時は気乗りしなかったけど、やっているうちに進めるのが楽しくなってきた!」
という経験をされたことがある方も多いかと思います。これも、ドーパミンの効果なのです。
つまり、脳が楽しいと感じると集中力が増し、通常よりも長い時間集中していられるということになります。
小学生の頃、夏休みの宿題がたくさん出て、毎日コツコツやる予定が、結局は夏休みが終わる間際に焦って一気に終わらせた、という経験はありませんか?
つまり、時間に余裕があればあるほど、作業を先延ばしにしてしまい、最後に追い込まれてやっとやるということです。
ですが、思い出してみてください。
この最後に追い込まれたときはなぜかものすごい集中力を発揮していませんか?
この法則をうまく利用すれば、集中して勉強を行うことができます。
勉強は「量」よりも「時間」で区切って追い込まれた状態で行うと集中でき、最も効率よくできます。
極度の緊張感は集中力と持続力を生みます。
ぜんぜん集中力がつかず、何をやっても中途半端な人は、この勉強法で集中してやってみてはいかがでしょうか?