勉強の際に、学校で使っている教科書を使う方が一番多いのではないでしょうか。
「マーカーで線を引いて見やすいように書き込んでるよ」
という一般的な使い方をしているだけの方が多いと思います。
でも、ちょっと待って!
その教科書をもっと活用出来たら、今よりもグンと成績アップが期待できます!
今日は、その活用方法を紹介します。
教科書を最良の参考書にするためのポイント
教科書は、言うまでもなく、すべての勉強の中心になるだけに、どう使いこなすかが、勉強の能率を左右する大きなポイントになります。
重要事項にアンダーラインを引いたり、色別に塗り分けたりすることは、おそらくだれでもやっていると思いますが、工夫しだいで、教科書をさらに活用することができます。
その効果的な例をいくつかあげます。
1.教科書の文だけでは説明不足の場合、書き込みで補っておく
教科書に書いてある事が説明不足な場合や、「前述したとおりに…」とあったら、その前に出ていたことを、どんどん教科書に書き込んでいきましょう。
教科書は、無駄がなく完璧に出来ているような気がします。
でも、実際には、ページ数の関係で説明が不親切になりがちです。
また、一度説明したことは、二度と同じ説明をしません。
ですので、先生の説明を補って書き込む事で、初めて分かりやすい教科書ができます。
国語の場合は、授業で教わった「指示語の内容」や「補足すべき省略事項」などを教科書に直接書き込んでみましょう。
原文の近くにそのまま解説の書き込みがあった方が復習するときにも断然見やすくなります。
数学や理科では、式の変形した理由などを、ノートに書かずに教科書に直接書き込んでみましょう。
こうすることによって、オリジナルのわかりやすい教科書が出来上がります。
2.ポイントを箇条書きにして書く
教科書の説明が、書き流し体で内容がつかみにくいときは、そのポイントを個条書きにまとめ、余白に書き込んでおきましょう。
3.図や表などには、簡単な説明や関連事項を書き込む
理科、社会、数学などにはぜひ必要なことです。
4.物理、化学、数学などでは、関連公式を下欄に書いておく
英文法でも、関連項目の書き込みは必要になってきます。
5.「小見出し」を書く
段落ごとの要旨や、教科書に出ている見出しをさらに細分化した「小見出し」を、横欄の余白に書いておくと、あとで総整理をするときに便利です。
6.授業中に先生が取り上げた部分、板書した個所、とくに強調した部分にマーカーをつける
マーカーを使う際のポイントは単色を使うことです。
何色も使えば目がちかちかして見にくくなります。
重要な箇所はどれも重要なので、すべて同じ色で引くといいでしょう。
それによって見やすくなります。
もし重要度によって色分けしたい場合には、色の数を3色以内に抑えるようにしましょう。
これに限らず、いろいろ工夫して、もっと使いやすい、“自分だけの教科書”を作ってみてはどうでしょうか。