今よりもっと勉強したことを記憶に定着させたい!
そんな方は必見!
今日は、自問自答形式で行う強力な勉強法を紹介します。
読むだけでは記憶できない
試験勉強などでノートの内容を暗記をする場合、ノートの、1ページ1ページをていねいに読んでいく方法は、だれでもやっています。
この場合は、「ノートを見る」という視覚を通した記憶法をやっていますが、もう一つだいじな記憶ルートを忘れていませんか?
それは聴覚、すなわち耳を通した記憶法です。
ノートを目で追いながら、そこに書いてあることを「問い」と「答え」の形に直して、自分の口で実際に言ってみる、という方法です。
「自問自答形式」にして声に出してみよう
たとえば、
「今は昔、竹取の翁といふものありけり、のけりは、伝聞的過去の助動詞けりの終止形である。竹取の翁というものがいたということだと記す」
とノートに書いてあった場合、これをただサーっと見ていくだけでは印象が薄くなります。
「問い」と「答え」の形にを作って「自己問答形式」に直して次のように声に出して言ってみましょう。
「このけりを文法的に説明すると・・・」
「エー、伝聞的過去の助動詞けりの終止形です」
「では、それを訳すと・・・」
「竹取の翁というものがいたということだ」
というように、実際に口で言ってみると、それが自分の耳へ入って、耳から頭へいき、視覚の記憶と結びついて、いっそう確実に覚えられます。
とくに重要なポイントについては、その「問い」と「答え」を録音しておいて、何回も再生させて耳に入れ、記憶の重複効果を利用すると、“耳にタコができる”というような状態になって、いやでも覚えられます。
テレビのCMが覚えられる人なら、この方法は必ず役に立つはずです。
自己問答式勉強法は考える力が身に付く
また、「問い」と「答え」の形を作って「自己問答式式」で勉強することによって得られる効果があります。
考えることによって、思考過程が鍛えられ、論理的思考が身に付きます。
この効果を期待する場合、「なぜ、そうなるのか?」ということを頭の中で自問自答してください。
回答を見て「なるほど」と、満足するのではなく、「なぜ、そうなるのか」ということを考えていきます。
この「なぜ?」と考えることが論理的思考力を養います。
この思考力が身に付くと、単に「覚えている」レベルから「理解している」というレベルになるため、応用問題にも対応できるようになります。
また、考えることによって、知識をスムーズにアウトプットできるようになります。
テストの際に「あれ…、これってなんだっけ?思い出せない…」「昨日勉強したのに忘れた!」という経験はないでしょうか?
でも、この「自己問答式」の勉強法を実践すると、考える力が身に付き、頭の中にある知識が整理され忘れることを防ぎ、思い出すスピードが格段にアップします。
是非、お試しください。