ノートを作っていても、それが活用できるものでないと意味がありません。
ですので、ノートの作り方ひとつで、試験の点数が変わるのは当然です。
今日は、様々な問題に強くなるノート術をご紹介します。
記述式問題に強くなる”用語解説欄ノート”
教科書の中に太字で書いてある用語は、全て基本事項です。
ですので、「これはどういう意味?」と聞かれたら、すぐに答えらえるようにしっかり理解しておくことが最低限必要です。
しかし、口で説明できるだけではダメです。
記述式テストなどではこれらの用語の意味を正しく文章で表現できるようにしておきましょう。
でないと、良い点数は取れません。
正しい表現は、話し言葉ではなく、教科書の文体をお手本にしましょう。
ノートのコーナーに「用語解説欄」を設けて、この練習を毎日2~3回行うと、簡潔で的確な表現ができるようになります。
穴埋め問題に強くなる”虫食いノート”
英語、現国、社会の各テストにはよく穴埋め問題が出題されます。
穴埋め問題に強くなるために、文章の前後の関係から、そこに入る言葉を連想してパッと思い出せる練習をしておきましょう。
そこで、ノートの要所を虫食い式に [ ] で初めからあけておいて、その中へ入れる用語は、欄外に書き出しておきます。
ただ、虫食いの穴をあまりたくさん作ると、文章が続かなくなり、内容がつかめなくなるので注意しましょう。
”公式集ノート”は使う時の条件なども書き加えておく
数学や物理には、公式がたくさん出てきます。
これらの公式は、系統的に整理して”公式集ノート”としていつも机の上に置いておくと便利です。
市販されているものでも、公式がどんなものかを探すときは間に合いますが、その公式の本当の意味まではわかりません。
また、公式だけを羅列しただけでは、公式の表も裏も知り尽くすことはできません。
”公式集ノート”を作る場合は、完成品を写すのではなく、その公式とどういう関係があるかについて、使う際の条件なども書き加えておくことが大切です。
復習するときの事を考えてノートを取る
上記の3つのノートを作る際に、どれだけ綺麗にまとめて素晴らしいノートを作ったとしても、復習で見返すときに時間がかかってしまうノートはあまりよくありません。
復習するときのことを考えて、そこから逆算して、ノートを取ります。
びっちりと書くと、見直した時に読みづらいので、大きな字で、余白も多めに使ったノートを取りましょう。
ノートを取るということは、自分専用の参考書を作るようなものです。
ノートをうまく活用すれば、同じ勉強時間で何倍もの効果を生み出すことができます。