一人で学習をしていても、なかなか深く理解できなくて悩んでいる方も多いと思います。
そういった悩みを持つ方は、是非、自分が理解したいところを人に教えてみましょう。
教えることによって、きっと深く理解することができます。
「教うるは学ぶの半ば」
昔から「教うるは学ぶの半ば」ということわざがあります。
人に何かを教えようとすると、意外にそのことに関して知らないことが多く、あいまいな点に気づきます。
そんなときは、自分からそのことを調べ勉強しなければ人に教えられませんので、人にものを教えるということは、その半分が自分の勉強になります。
人に教えるということは、相応の理解が必要ですので、そういったことわざが生まれたのでしょう。
教えると自分の理解しているレベルが分かる
教えるということは、自分の知識をふりかえり、あやふやな理解を明らかにすることになるので、理解できていない点が分かり、自身の学習に大いに役立ちます。
授業中に先生から教わるだけでは充分な理解が出来ません。
先生から与えられた情報だけを記憶しようとするだけではなく、積極的に友達に教えてみましょう。
立場が人を変えるといいますが、勉強している最中であっても教える側に回ることで、物凄く勉強の効率が上がります。
教えるという事は、責任が伴うからです。
教えるならば、適当な事は言えなくなりますし、自分勝手に辞めるというのは、自分の信頼を落とす行為になりますし、相手に悪い事したなという気になるからです。
もし、授業を休んだ人や、勉強につまづいて困っている人がいたら、どんどん積極的に教えてみてください。
それが自分の理解力を高めてくれる手伝いになります。
10分前の自分に教えるつもりで勉強する
もし、恥ずかしがり屋で人に教えることが苦手だとしたら、10分前の自分に教えるつもりで勉強してみて下さい。
何かを覚えたい時には、目の前に、10分前の自分を想像して教えるように声に出して喋ってみましょう。
理解できないような問題も話す様にすると、話している最中に疑問が出てきて「どこが分かっていないか」が分かってきます。
理解できていない時点でも、誰かに教えるように口に出して説明すると理解に繋がります。
声に出して教えるように話すと、「覚える」事にも効果的ですし、「理解」にも効果的なのです。
例え理解できていない時点でも、10分前の自分に教える感じで覚えたい知識を口に出して反復すると、効率よく覚える事ができます。