子供たちを見ていると、できる子とできない子の違いがあります。
どの子もみんな、勉強ができるようになって欲しいのですが、できる子とできない子に分かれてしまいます。
また、理解力にも子供によって様々です。
同じ問題を解くにしても、早くできる子もいれば、時間のかかる子もいます。
また、早くできても間違えが多い子や、遅くても満点の子もいます。
実に様々な子がいます。
では、どういう特徴がある子だと、成績が伸びやすいのでしょうか?
まずは、「素直な子」と「理屈っぽい子」の場合、どちらが伸びるか考えてみましょう。
素直な子は飲み込みが早い?
一般的に「素直な子は飲み込みが早い」と言われています。
親や教師が言う事を素直に聞く子がぐんぐん伸びるのは当然でしょう。
事実を素直にそのまま受け入れることが伸びる子の出発点ではないでしょうか。
また、素直な子は教えたことをスッと取り入れるので、勉強の仕方を改善する力を持っています。
もし、間違った勉強法をしていた場合、ノートの取り方がおかしかった場合、助言をされたときに「直してみよう」と素直に思えるかどうかです。
人からの助言を素直に聞くことができる子供は伸びやすいと言えます。
理屈っぽい子の方が伸びる?
しかし、「理屈っぽい子の方が伸びるのでは?」という考えの方もいます。
全ての物事に疑問を持ち、考え、学んでいく。
そういうスタイルは勉強を進める上で強力なドリルになります。
ですので、色々な事に疑問を持つことが大切です。
「素直な子」と「理屈っぽい子」とでは指導方法を変えるのが得策ですが、大勢の生徒を相手に授業を行う塾や学校の先生では、なかなか難しいものです。
もし、お子さんに合った指導を受けさせ成績を伸ばしたいのであれば、家庭教師という選択肢もありますので、検討してみるのも良いかもしれません。
好奇心旺盛な子 と 一つの事に熱中する子 どちらが伸びる?
多くの事に興味を持つ好奇心旺盛な子と、一つの事に熱中する子の二つのタイプのあります。
では、その二つのタイプではどちらが伸びるでしょうか。
好奇心が旺盛な子は、どんな勉強でも大好きになります。
しかし、多くのことに好奇心を燃やすことも大切ですが、それと同時に、その中の何か一つに熱中し、その一つを自分の得意分野にしてしまう子が、伸びる可能性を持っています。
ですので、
「多くのことに好奇心を持ち、一つのことに熱中する」
そういった子がベストです。
辛抱強い子もいれば、すぐ飽きる子もいます。
この場合は、誰の目にもはっきりわかります。
最初はうまくいかなくても、辛抱強い子は、最後には必ず目標に達します。
ウサギとカメの競争では、コツコツと地道に進んだカメが、怠けて昼寝をしていたウサギに勝ちました。
辛抱強さを育てるコツは、好きなことから始めることです。
誰にでも好みがあり、好きなことは、どんなに困難なことがあってもくいついていくものです。
「好きこそものの上手なれ」
という言葉は、まさにこのことです。
「一芸に秀でるものは多芸に通ず」とも言います。
一つのことに熱中し成功すると、それを他の物にも応用できます。
なぜなら勉強のコツがわかるからです。
伸びる子の秘密の一つは、こういったことにあるのではないでしょうか。