ノートの使い方を工夫して考えている人はあまりいないのではないでしょうか?
ノートはただ答えを書くだけのものと割り切っている人もいることでしょう。
しかしノートの使い方しだいで成績が上がったり下がったりすることは、あまり知られていないようです。
ノートは英語で「notebook」と書きますが、このnoteとは動詞で「書き留める」「注目する」、名詞では「覚え書き」などの意味があります。
つまり、あとで忘れないために紙に記録しておくことをnoteというわけです。
だから皆さんがノートを使う場合、それをあとから見て授業を思い出せるようなノートの使い方をしなければ、何のためにノートをとっているのかわからなくなってしまいます。
そこで、成績を伸ばすためのノートの上手な使い方紹介していきます。
ノートは教科ごとに作ろう
まずノートの大きさですが、小学生も中学生も大学ノートを使うのが便利です。
それも200ページぐらいある厚いものではなく、100ページ前後の比較的薄いものが使いやすいでしょう。
ノートは教科ごとに別にするようにします。
ノートはけちけち使ってはいけない
ノートはあくまでも、何を習ったかを、後から確かめるための「覚え書き」ですから、自分がわかるように自由な形式で惜しみなく使うことです。
1年間で何冊になってもかまいませんから、どんどんノートを使って、自分で書いた「覚え書き=記録」を増やしていってください。
さらにノートは、小さい字ではなく大きな字で書くことをおすすめします。
ノート節約タイプの生徒は小さい字でびっしり書く傾向がありますが、これはいざ復習しようと思うときとても読みにくく、途中でいやになってしまうものです。
大きな字で、大切なポイントがよくわかるようなノートを作るようにすれば、もう一度見直して復習するときなど大いに役立つはずです。
また、鉛筆はあまり薄いものは読みにくいので避けてください。
受験のときなども、薄いものは不利ですから、Hより硬い鉛筆を使っている人は気を付けましょう。
HB以上の濃さが読みやすく、無難です。
小学生低学年ならB以上がよいかもしれません。
各項目にサブタイトルを付けて理解を深めよう
まず、サブタイトルを付けるためには、その項目の概要を理解している必要があります。
理解していないとサブタイトルを付けられません。
勉強は概要を理解することから始まります。
自分で考えたサブタイトルを付けるだけで、その項目への愛着もわきます。
もっと知りたいという欲求も生まれてくるでしょう。
例えば「ナポレオン帝国」という見出しがあったとします。
これだけでは、漠然としていて内容がよくわかりません。
では、この項目のタイトルとサブタイトルを次のように付けたらどうでしょうか。
ナポレオンの出現と第一帝政
~その戦争政策とナポレオン帝国の発展~
このタイトルにすることで具体的な概要がわかり学習意欲が増す気がしませんか?
理科などでは
運動エネルギー
~質量mkgの物体が速度Vm/sで運動しているときにもっている運動エネルギーは?~
と、してみましょう。
たった、これだけの工夫だけでも自然と勉強意欲が湧くと思います。
是非、お試しください。